避難者交流会 「被災地支援活動の講演会&芋煮会」
東日本大震災から5年が経過し、原発の被害を風化させないため、5年間を振り返る機会として、
10月22日(土)中央会館において『講演会&いも煮交流会』を開催しました。
以前長井市に避難されていた方も含め、多くの方に参加していただきました。
講演会に先立ち、希望者のみ市内巡りを行いました。
コースは総宮神社とその周辺エリア、古代の丘、長井ダムなどです。
紅葉はまだ早く残念でしたが、急きょ講師の里見さんが参加され、
賑やかで楽しい小旅行になりました。
午後3時から、「東北から真のライフスタイルを」と題して、
里見喜生(さとみ よしお)さんを講師に迎え、お話をしていただきました。
里見さんは福島県郡山市で「NPOふよう土」を設立し、
障害を持つ子どもやその家族の支援活動をされている方です。
震災後の様子を話しているとき、
「当時のことがすぐ甦ってくる。」と言葉を詰まらせる場面もありました。
震災から5年以上経過していますが、今でも当時と変わらない場所があり
風化させてはいけないなと感じました。
最後に「未来ある子供達を守り、育てることを、第一優先で考える地域にならなけ
ればいけないこと、を伝え続けていくこと。」で締めくくり、講演会は終了しました。
講演会の間子ども達は、折り紙でコマを作ったり、
近くのけん玉会館でけん玉の講習を受けたり、すっかり仲良しになりました。
午後5時から、いも煮会を行いました。
以前長井市に避難されていた方に案内を出したところ、
福島県から3家族12名の方に来ていただき、
総勢大人36名子供10名合計46名の方に参加していただきました。
大人達は、久々の再会で話題が尽きないようでした。
夕方の交流会なのでアルコールも出て、
もちろんお酒は鈴木酒蔵店長井蔵の「甦る」と「いわき壽」です。
子ども達の元気な姿や、お子さんが誕生し家族が増えた世帯もあって、
穏やかで和やかな交流会となりました。「また来年会いましょう。」で閉会となりました。
充実感が残った交流会でした。